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アブストラクト(1巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | エナメル質形成不全症を有する少年の右上顎永久歯犬歯の複咬頭化の1例 |
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Subtitle : | 臨床その他の報告 |
Authors : | 林健司*, 小林宏徳*, 長田保*, 北村博則** |
Authors(kana) : | |
Organization : | *神奈川歯科大学保存学教室, **神奈川歯科大学口腔組織学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 1 |
Number : | 1 |
Page : | 35-41 |
Year/Month : | 1967 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「はしがき」 本症例の上顎犬歯は, 一見2咬頭を持つような外観を呈するので, 過剰結節あるいは過剰咬頭を有するとも受けとれるが, また双生歯の一型とも解釈できる. この両方の観点から, 犬歯の歯冠に現われた形態異常を検討することによつて, 合併症であるエナメル質形成不全と歯の奇形の形成機転が, 生後数年以内に発病した麻疹とどのような生物学的関係を持つのか, あるいは本症例の犬歯の奇形が系統発生学的に意味があるのかどうかを報告して, 本症例と同様な他の奇形例の発生学的意味づけの参考資料とする次第である. 「症例」 患者:○内務, 男, 昭和26年9月15日生. 初診:昭和42年3月15日 主訴:切歯のエナメル質欠損による審美的障害 家族歴:両親は健在で梅毒の既往症はないと云う. 彼等の歯に奇形は認められない. 患者の妹の歯牙については, ウ歯は見られないが, 1」, 5|, 1|1の軽い転位がある以外には奇形はない. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |