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アブストラクト(10巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 妊娠中に投与されたPerhexiline maleateのラットおよびマウス胎仔に及ぼす影響 |
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Subtitle : | 原著 |
Authors : | 松川英彦*1, 東寛*1, 岡部栄逸朗*1, 松井利行*1, 伊藤春生*1, 高橋和人*2 |
Authors(kana) : | |
Organization : | *1神奈川歯科大学薬理学教室, *2神奈川歯科大学口腔解剖学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 10 |
Number : | 1 |
Page : | 31-41 |
Year/Month : | 1975 / 6 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「要約」Wistar系ラットおよびdd系マウスを用い, Pexidの胎仔ならびに出産仔に及ぼす影響を観察した. 1) Pexidの妊娠ラット, マウスに対する影響は, 50mg/kg, 100mg/kgでは健康状態, 体重の増加に対して影響を与えないが, 200mg/kgの投与では投与開始4日目から死亡例が認められた. 2) 着床数への影響はPexid投与群と対照群との間で有異ある差は認められなかった. 3) 吸収胚の発生においては, 200mg/kg投与のラットおよびマウスで対照群に比し胎盤遺残が7倍と2倍の発現率で認められ, また, 投与量に比例してその率も高くなるように思われた. 4) ラットおよびマウスの全ての群において, 外表異常は全く出現しなかった. 5) 生存胎仔体重はラット, マウスともに, 対照群と各投与群との間に差はなく, Pexidの影響は認められなかった. 6) 化骨進行度に対して, Pexidの投与による影響は認められず, 対照群と同程度の化骨率を示した. またPexid投与によると思われる異常化骨はみられずいずれも正常値の範囲内にある出現率であった. 7) 哺育試験における結果でも, Pexidによる異常と考えられる結果はいずれも認められなかった. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |