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アブストラクト(11巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 第一大臼歯の欠損と臼歯交叉咬合を伴う反対咬合の治療例 |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 藤田欣也 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学矯正学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 11 |
Number : | 1 |
Page : | 56-64 |
Year/Month : | 1976 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「はじめに」矯正治療において, 第一大臼歯が欠損している場合ほど頭を悩ます問題はない. すなわち, 治療が補綴的処置によるか, あるいは, 矯正的処置によってなすべきかの二者択一をしなければならないからである. もし矯正治療によって処置する場合は, anchor, 歯の移動量の大きさ, 治療期間の点をいかに解決するかが重要な要素となる. このような症例で, 第三大臼歯が存在し, かつ矯正治療上抜歯が必要な場合は大臼歯抜去症例として処置し, 第一大臼歯が占めていたspaceを第二大臼歯の近心移動によって閉鎖することが多い. またdiscrepancyが小さい症例では, 第一大臼歯の占めていたspaceを前歯の遠心移動と第二大臼歯の近心移動に利用する. 非抜歯症例として処置できる場合は, 第一大臼歯の占めていたspaceを第二大臼歯の近心移動によって閉鎖すべきであろう. こうした症例で第三大臼歯の存在しない場合は補綴的処置と矯正治療の併用することが咬合改善上きわめて有意義なことが多い. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |