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アブストラクト(21巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | ハイドロキシアパタイトへの蛋白取り込みに及ぼすフッ素, カルシウム, アルミニウムの影響 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 田中智子 |
Authors(kana) : | たなかさとこ |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 21 |
Number : | 3 |
Page : | 425-426 |
Year/Month : | 1986 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」フッ素 (F+), カルシウム (Ca2+), アルミニウム (Al+) で合成ハイドロキシアパタイト (HA) を前処理することによりHAへの蛋白取り込みがどのように影響されるかをしらべた結果, HAを希F-溶液で短時間の前処理をすることにより, 酸性蛋白アルブミンとカゼインの取り込みは減少した. しかし塩基性蛋白のプロタミンとヒストンならびに酸性蛋白のムチンの取り込みにはそれほどの変化がなかった. これに対しCa2+またはAl3+の陽イオンで前処理を行った場合には, 酸性蛋白の取り込みが増加し, 塩基性蛋白の取り込みが減少した. Ca2+またはAl3+による前処理に続いてF-による2段目処理を行うと, HAへのF取り込みは顕著な上昇を示した. この際1mM NaF前処理によりHAに取り込まれたFの10~20%だけが1M KOHに可溶性であり, HAに取り込まれたFの比較的多くのものがフルオロアパタイトを形成していたことを示唆している. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |