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アブストラクト(23巻1号:神奈川歯学)

Japanese
| Title : | 血管鋳型法によるイヌ舌の動静脈吻合と出現度 | 
|---|---|
| Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨 | 
| Authors : | 遠藤一民 | 
| Authors(kana) : | えんどうかずたみ | 
| Organization : | 神奈川歯科大学口腔解剖学教室 | 
| Journal : | 神奈川歯学 | 
| Volume : | 23 | 
| Number : | 1 | 
| Page : | 168-169 | 
| Year/Month : | 1988 / 6 | 
| Article : | 報告 | 
| Publisher : | 神奈川歯科大学学会 | 
| Abstract : | 「論文内容の要旨」イヌの舌は体温上昇時の際に放熱を行う生理的機能のあることが知られており, そこには無数の動静脈吻合の存在が認められている. しかしながら動静脈吻合の出現頻度, 並びに吻合形態を三次元的に検索した詳細な報告はない. 血管内に合成樹脂を注入, 血管鋳型として, これを走査型電顕で立体的に観察し, イヌ舌の動静脈吻合の形態, 並びに動静脈吻合の総数と各部位における出現頻度について観察した. 本研究では血管の内壁, すなわち内皮細胞の形態を明確に血管鋳型の表面に印記させることが最も重要である. そこで血管への樹脂注入に先立って5%フォルマリン液で十分還流固定を行い, 血管壁の構造をできるだけ強固なものにした. その結果, 血管鋳型の表面にはそれぞれ特徴のある形状をもった血管内壁の形態が印記された. 細動脈では防錘形をした内皮細胞核が印記され, 細静脈では楕円形の核の凹みがみられた. これに対し動静脈吻合部は本論文中で示したような凹凸の激しい像として印記され, 一見して動, 静脈と区別できた. | 
| Practice : | 歯科学 | 
| Keywords : | 



