アブストラクト(24巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 炎症時における歯髄血管網の立体的観察
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 下里直弘
Authors(kana) : しもざとなおひろ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔解剖学第1講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 24
Number : 3
Page : 561-562
Year/Month : 1989 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯髄の加齢的変化と炎症に対する抵抗力との関係を検索する目的で, いろいろな歯の年齢の歯髄を用い, 急性炎症については, 血管透過性の亢進部位を血管構築の中で樹脂の漏出という立体像としてとらえ, 慢性炎症については樹脂の漏出に加え, 新生された炎症性血管あるいは改築された血管の構築像を主に血管鋳型法と走査型電顕を用いて立体的に観察を行った. 実験には根尖孔閉鎖直後(成熟期初期)の歯を有するイヌと, 歯髄窩が狭窄(成熟期後期)した歯を有するイヌを用い, 窩洞形成による急性および慢性炎症を惹起させ, また歯髄を露出し慢性炎症を惹起させ, 以下の結果を得た. 成熟期初期の歯髄血管網には最表層の終末毛細管網(terminal capillary network ; TCN)が, そしてその下層には細静脈網(venular nctwork ; VN)が存在し, さらにその間にはTCNとVNを縦に交通する毛細網管(capillary network ; CN)が結んでいる.
Practice : 歯科学
Keywords :