アブストラクト(24巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 骨変化の形態画像診断と機能解析に関する基礎的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 一之瀬達也
Authors(kana) : いちのせたつや
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯科放射線学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 24
Number : 3
Page : 567-569
Year/Month : 1989 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」従来より, スクリーン系のX線フィルムにおいて40~50%の骨塩の変動が生じた時, 初めて我々はX線画像上で, 異常所見として視覚的に認識することができると言われている. しかし, この数字は臨床的経験から推測されたものであって, 実験的に証明されたものではない.また骨変化の視覚的画像評価, 物理的画像評価に関する報告は多いがそのほとんどは間接的に描出されたX線画像のみを対象に定量評価されたもので, 実際の骨塩の変動との関係について検索した報告は少ない. そこで, 著者は骨梁パターン変化の一例を実験的に再現し, X線画像上に描出された脱灰に伴う骨変化と実際に被写体から溶出する骨塩の変動との関係をCaとPを定量測定することによって求めた. そして, X線画像の読影の指標であるコントラスト変化および形態変化が視覚的画像評価におよぼす影響について検討した. さらに, スペクトルアナライザーを用いて求めたエネルギー強度分布による骨変化の物理的解析の有用性について検討し下記の結論を得た.
Practice : 歯科学
Keywords :