アブストラクト(24巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ウシ歯根膜組織に存在するTFG-β様成長因子に関する生化学的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 窪田光慶
Authors(kana) : くぼたみつよし
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯科矯正学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 24
Number : 3
Page : 569-570
Year/Month : 1989 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」歯根膜は歯と歯槽骨との間に位置し, 咬合力の伝達や, 歯の移動の際の歯周組織の改造に重要な役割を果たしていると考えられる. 近年, ヒト歯根膜線維芽細胞(HPLF)の培養法が確立され, このHPLFは, 高いアルカリフォスファターゼ(ALP)活性を持ち, その活性は1.25(OH)2D3に依存することなどから骨芽細胞に類似していることが示唆されている(1987, 川瀬ら, 1987, Somerman). しかし歯根膜細胞のALP活性や, 細胞増殖を調節する機構については不明な点が多く, これらは, 歯根膜の生理機能を知る上での重要な課題となっている. 今回, 著者は歯根膜基質中に局所的なHPLFの調節因子が存在することを確認し, その分離を試み, その性質について検討を行った. 材料として, 3~5歳齢のウシ歯根膜を用いた. 歯根膜組織はホモジナイズした後, PBS(-), 1M NaClを含む0.05M Tris緩衝液(pH 7,4), 4M Gdm Clを含む0.05M Tris緩衝液(pH 7.4)で連続的に抽出を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :