アブストラクト（25巻2号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： 輪血 (2)
Subtitle　： 紹介および展望
Authors　： 木村友七
Authors（kana）　：
Organization　： 神奈川歯科大学臨床病理学教室, 神奈川歯科大学臨床検査科
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 25
Number　： 2
Page　： 257-258
Year/Month　： 1990 / 9
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「歴史的背景」 「輸血療法の適正化-新しい輸血ガイドライン-」続く. 患者によってはいずれも輸血用血液としては, 同等の意義を持っているはずである. 輸血による後天性免疫不全症候群(AIDS)が問題視され, 院内血についてもその安全性が, 日赤血と同等に保障されているが問題とされた. 院内採血の最近の実態を調査し, 院内採血を昭和27年の「準拠すべき基準」とはまったく異なった今日的なあり方に位置づけようとの発想のもとに, 昭和62年(1987年)に厚生省健康政策局に「わが国における輸血療法の現状と今後のあり方についての研究班」が設けられ, おもに院内採血の実態調査と新鮮血輸血に対する意識調査を進めるかたわら「輸血療法の適正化に関する検討会」が組織され, 院内血(生血または当日新鮮血)の適応, 院内採血のあり方, 院内輸血療法そのもののあり方について審議することとなった. その成果が, 「輸血療法の適正化に関する検討会報告書ガイドライン」である.
Practice　： 歯科学
Keywords　： 輸血療法, 適正化