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アブストラクト(27巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 口腔粘膜癌周辺異常上皮に関する研究 - 臨床病理像と核DNA量の検討 - |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 河原健司 |
Authors(kana) : | かわはらけんじ |
Organization : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 27 |
Number : | 3 |
Page : | 412-413 |
Year/Month : | 1992 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」口腔粘膜癌の周辺上皮に, 肉眼的または組織学的に種々の異常がみられることが知られているが, その生物学的性状, 意義については不明な点が多い. なかでも, これら異常上皮の悪性潜在能の如何は, 癌の治療法や治療範囲を決めるうえで, 臨床的に極めて重要な問題である. 本研究では癌周辺上皮に組織学的に異常が確認された口腔粘膜癌31症例, 45病変について, 臨床, 病理学的検索と核DNAの定量を行い, 以下の結論を得た. 1) 原発巣の大きさはT2までの小さい症例が87.1%と多く, 病理組織学的には, 高分化, 低異型が87.1%と大部分を占めていた. 2) 周辺異常上皮の肉眼所見では, 白斑が67.7%と最も多く, ついで白斑と紅斑の混在が16.1%, 疣贅が6.5%であった. 3) 周辺異常上皮と癌の位置関係では, 異常上皮内に癌が認められるもの(I型)が48.4%, 両者が互いに接するもの(II型)が32.3%, 両者が離れた部位にみられるもの(III型)が6.4%, II型とIII型の両方がみられるものが12.9%であった. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |