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アブストラクト(36巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 口腔扁平上皮細胞におけるTopoisomerase IIαの発現 |
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Subtitle : | 細胞増殖マーカーの有用性についての口腔粘膜扁平上皮と扁平上皮癌との比較検討 |
Authors : | 鴨井雄三 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学口腔病理学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 36 |
Number : | 4 |
Page : | 253-262 |
Year/Month : | 2001 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 腫瘍における細胞増殖能の測定は, その生物学的悪性度と関連することから術前後治療の選択や予後を推定する上で有用な情報を臨床医に提供する1~3). 特に, 細胞増殖関連蛋白に対する特異抗体を用いた免疫組織化学的染色は, 臨床検体において検索可能なことから病理検査施設において広く実施されている. 現在までに実用化されているのは, Proliferating cell nuclear antigen(PCNA)とKi-67 antigenに対する免疫組織化学的染色である4). 渋谷5)は病理検査施設における細胞増殖マーカーとしての条件について, 1. 細胞周期特異性が高い. 2. 検出抗原の機能がよく解明されている. 3. パラフィン切片でその抗原性がよく保存されることをあげている. さらに, 4. 原理不明の抗原賦活法を利用しない, 5. 簡便であるということなども考慮すると, これらの条件を十分満たす細胞増殖マーカーは現在のところ無く新たなマーカーの検討が望まれている. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : | oral mucosa, squamous cell carcinoma, topoisomerase IIα, immunohistochemistry |