アブストラクト(38巻4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome; SAS)の基礎と臨床
Subtitle :
Authors : 有坂博史, 龍信之助*, 落合亮一**, 吉田和市
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学生体管理医学講座麻酔科学, *慶應義塾大学医学部麻酔科, **東邦大学医学部麻酔科学第一講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 38
Number : 4
Page : 143-147
Year/Month : 2003 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 日本で睡眠時無呼吸症候群は人口の1%(120万人)以上と言われており, さらに習慣性いびき患者は13%(1,600万人)以上と言われている. 睡眠時無呼吸症候群は, 眠っている間に呼吸が止まる, あるいはいびきをするという症状だけではない. 睡眠時無呼吸症候群は, 多彩な臨床症状を呈し, また, それが社会生活に重大な影響を及ぼす疾患であることが明らかになっている. 睡眠時無呼吸症候群とは 睡眠時無呼吸症候群の定義は, Guilleminaultら1)による「7時間の睡眠中に10秒以上の呼吸停止が30回以上ある」, あるいは「睡眠1時間あたりの10秒以上の無呼吸あるいは低呼吸が5回以上」(AHI=Apnea Hyponea Index=無呼吸低呼吸指数)とされている. 重症度の分類は, アメリカ睡眠医学会2)(American Academy of Sleep Medicine;AASM)によると, 軽症:AHI 5~15, 中症:AHI 15~30, 重症:AHI 30以上とされている.
Practice : 歯科学
Keywords :