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アブストラクト(38巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 咬合変化による脳内Heat shock protein(HSP72)の発現 |
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Subtitle : | Dentistry,Quo Vadis?(3) ストレスと脳と咬合 |
Authors : | 湯山徳行 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学 口腔生理学 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 38 |
Number : | 4 |
Page : | 178-180 |
Year/Month : | 2003 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 歯科臨床においては, 様々な理由で咬合高径を変化させることがある. また, 咬耗症, 磨耗症により, 咬合が低下することがある. 咬合高径は, 機能的に咀嚼力, 咬合力発現に深く関わっており, 安定した咬合を保つことが重要であり, 低すぎたり高すぎたりすると不都合な臨床症状が現れてくる. この臨床症状は, 顎関節症, 咀嚼筋筋痛などの発症の誘因になり, 全身的にも様々な症状が発現することはよく知られている. この全身的症状は, 精神障害, 睡眠障害, 片頭痛等の種々の自律神経症状を主に発現している. 咬合の変化による顎口腔系の急性, 慢性の感覚刺激が中枢神経系に影響を及ぼしている結果として全身的な自律神経症状が出現すると考えられる. しかし, この全身症状は顎口腔系障害の改善で治癒過程をとるものと, とらないものとがあり, 改善後でも自律神経症状は残存することがある. これは, 口腔顔面領域の感覚が, 脳神経細胞の機能に変化をもたらした可能性が考えられる. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |