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アブストラクト(39巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | ストレスの脳内機構と咬合との関係(内分泌系) |
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Subtitle : | どこまでわかった,ストレスと咬合との関係 |
Authors : | 堀 紀雄1, 湯山徳行2, 金子正明2, 笹栗健一3, 李 昌一4, 豊田 實1, 佐藤貞雄3 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 1神奈川歯科大学歯科補綴学講座, 2神奈川歯科大学口腔生理学教室, 3神奈川歯科大学成長発達歯科学講座, 4神奈川歯科大学歯科薬理学教室・ESR研究室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 39 |
Number : | 4 |
Page : | 166-170 |
Year/Month : | 2004 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 歯科医療の最終目標の1つとして, 生涯健全な咀嚼機能を維持し, 身体の健康増進を実現することが挙げられる. 噛むという行為すなわちbitingは顎口腔系の発達や中枢神経系, 特に脳機能との関連性から重要な生理機能であるといわれているが1), その科学的メカニズムについてはいまだ解明されていない. 一方, 現代社会はストレス社会と呼ばれるほど社会環境は変化してきており, 現在ストレスは多くの疾患の重要な原因因子の1つとして取りあげられるようになった. ストレスに対する主要な生体反応経路には視床下部-下垂体-副腎(HPA)系と視床下部-自律神経系-副腎髄質系を介した経路がある. Bitingによりこれらの生体反応経路のどの部分に影響をもたらすか, またどのように変化するかを明確にすることは, bitingのような咀嚼筋活動によって脳, 全身に影響を及ぼすという基礎的なエビデンスを確立することができる. 現在までさまざまな研究がなされてきたが, ストレスによる影響, bitingによる影響は多くの部位, 経路が関与しているため包括的な実験系が必要であると考えられる. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |