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アブストラクト(43巻1号:神奈川歯学)

Japanese
| Title : | 反応性基が異なるシランカップリング剤の接着耐水性に及ぼす影響 |
|---|---|
| Subtitle : | 学位申請論文 |
| Authors : | 大橋桂 |
| Authors(kana) : | |
| Organization : | 神奈川歯科大学口腔治療学講座保存修復学分野 |
| Journal : | 神奈川歯学 |
| Volume : | 43 |
| Number : | 1 |
| Page : | 69-77 |
| Year/Month : | 2008 / 6 |
| Article : | 報告 |
| Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
| Abstract : | 「緒言」シランカップリング剤は無機材料と結合する加水分解性基と, 有機材料に結合する有機官能基を有し, 樹脂とフィラーからなる複合材料のフィラー表面の処理剤に使用され, フィラーの樹脂に対する分散性を高め, 複合材料の理工学的性質を向上させるために必要な表面処理剤である. 現在, 歯科ではシランカップリング剤として, 3-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン(以下, 3-MPSとする)が広く使われている. 例えば, 歯科用コンポジットレジンに含まれる無機質フィラーの表面処理やポーセレン修復物の接着時の前処理, あるいは前装冠破損などのリペアー時の前処理に使用される1~7). しかしながら, 口腔内は高湿潤下にあり, さらに温度変化, 咬合力などによる物理的作用や, 唾液, 食物, プラーク等による化学的作用が加わる過酷な環境であるため, 3-MPSを用いて処理されたフィラーを含むコンポジットレジン修復物は口腔内では経時的にその機械的強度が低下すると報告されている8~10). |
| Practice : | 歯科学 |
| Keywords : | シランカップリング剤, 分子構造, 接着耐水性 |