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アブストラクト(43巻2号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 某企業従業員における咬合パターンと顎機能障害および口腔疾患発現との関連性 |
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Subtitle : | 学位申請論文 |
Authors : | 川越俊美 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学成長発達歯科学講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 43 |
Number : | 2 |
Page : | 133-143 |
Year/Month : | 2008 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「緒言」 近年のEvidence-based Medicine(EBM)の導入は, 研究領域および臨床的アプローチに大きな変化をもたらし, 従来のものの再考を促している. とくに, 顎関節症と咬合との関係は, かつてから議論されてきたが, 今なお歯科領域における大きな研究課題となっている. 顎機能障害に対する咬合因子の影響については, 2次的な寄与因子にすぎないという報告1)以来, 否定的な見解が強調されてきたように思われる. しかしCrawford2)により, 咬頭嵌合における下顎頭位と顎関節の症状との間には強い相関があることが報告され, 顎関節内部障害に下顎の偏位やブラキシズムなどが重要な影響を及ぼしていることが考えられている3~7). このようなことから, 顎機能障害の発現と咬合因子との関係については, とくにブラキシズムの要因を加え, さらなる研究が必要と考えられる. 一方, 歯のクラックやくさび状欠損, 局所的な歯周疾患と咬合因子との関係が示唆され8~13), 口腔疾患, 特に歯周病やくさび状疾患の発現にも咬合に由来する生体力学因子が関与していることが指摘されている. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : | ブラキシズム, 咬合様式, 口腔疾患 |