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アブストラクト(43巻2号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 睡眠ブラキシズムのパターンおよび筋活動に関する研究 |
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Subtitle : | 学位申請論文 |
Authors : | 吉見英広 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学歯科矯正学講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 43 |
Number : | 2 |
Page : | 144-153 |
Year/Month : | 2008 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「緒言」 日常生活における睡眠の質は全身の活動や健康と密接に関連していることは良く知られている. 睡眠中には, 全身の筋活動や体温, 心拍数, 血圧の低下とともに, 寝言や溜息, 嚥下さらにブラキシズムなど種々の口腔系の生理活動が発現する1). さらにブラキシズムは, 睡眠の質を低下させる場合があると言われている. ストレスによって発現が増強されると言われている睡眠ブラキシズムは, 動物の攻撃性の発現と同様の生理的意義のあることが示唆され2,3), 動物実験では, 噛む行為がストレス性消化器胃潰瘍の形成や脳内神経伝達物質の上昇を顕著に抑制することが知られている4~11). これは本来動物のもっている情動ストレスや情動行動発現の器官としての歯および咀嚼器の役割を明確に示しているものと考えられる. 歯科医療においては, これまでブラキシズムは多くの歯科疾患に関連する要因と考えられてきた. しかしその一方で, ブラキシズムが咀嚼器官の重要な機能であるという考え方が提案され, 歯科咬合治療の基盤を下顎のブラキシズム運動におくことが重要となってきている. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : | 睡眠ブラキシズム, グラインディング, クレンチング, タッピング |