アブストラクト(49巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯槽骨骨膜由来細胞スフェロイド内の細胞分化に対する低出力パルス超音波の影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 宗正憲和
Authors(kana) : むねまさのりかず
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯周病学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 49
Number : 1
Page : 73-74
Year/Month : 2014 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」我々は3次元構造を有するスフェロイドの歯周組織再生療法への応用に着目し, ヒト歯周組織由来細胞を用い研究を重ねてきた. その結果, スフェロイドは細胞外マトリックスを含む多数の細胞の凝集塊であり, スフェロイド内の細胞は数週間, 細胞分化や細胞活性が持続できことを示してきた. 今回, 歯周組織再生医療にスフェロイドを用い, その部位へLIPUS照射を行うことを想定し, スフェロイドにLIPUSを照射し, 構成する細胞の分化過程を検索するために組織学的, 微細構造学的, 免疫組織化学的検索を行った. 細胞には, ヒト歯槽骨骨膜由来細胞を用い, 10日間培養した後, シート状のまま細胞を剥離し, 遠心沈殿を行い球状にした. LIPUS照射は, 周波数1.5MHz, 出力30mW/cm2にて, 24時間ごとに20分間を, 1日, 3日, 7日, および14日間行った. 各々のスフェロイドを, LIPUS照射の後に, トルイジンブルー染色による組織学的検索, 電子顕微鏡を用いた微細構造学的検索および, 抗オステオポンチン抗体と抗オステオカルシン抗体を用いて免疫組織学的検索を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :