アブストラクト(1巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 犬歯形をとつた2 2の巨大形の1例
Subtitle : 臨床その他の報告
Authors : 坪田不二雄, 北村博則
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学口腔組織学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 1
Number : 1
Page : 53-56
Year/Month : 1967 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「1. まえがき」 ヒトの歯は系統発生学的に退化の傾向を示すものが多く, それは歯数の減少や形の変化として現われる. このような数や形の変化には一定の法則があるようである. 上顎側切歯は智歯についで, 退化の傾向が強く, 倭小化や倭小変形化を示すものが多く, 時には欠如する(藤田, 馬, 坪田, 住谷, 尾崎). 一方, これらの退化傾向に対して全く相反するものに, 過多異常結節としての基底結節(坪田)や中心結節などがあり, また極めて稀に, 全体としての巨大形がある(吉岡, 岡ら). 著者は上顎側切歯の巨大形が犬歯様形態をとつて両側に現われた珍らしい1例を観察したので報告する次第である. 「2. 症例」 患者:長○里○, 男, 明治28年生 家族歴:特記事項なし, 遺伝的関係を認められない. 既往歴:生来健康で著患を知らず栄養体格共に良好, 76|67, 4 4は歯槽膿漏症と齲蝕症で数年前に抜去したという.
Practice : 歯科学
Keywords :