アブストラクト(2巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ラバーダム防湿のための歯牙実質欠損修復法
Subtitle : 臨床
Authors : 小林宏徳, 定村哲, 林健司, 長田保
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学保存学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 2
Number : 3/4
Page : 77-83
Year/Month : 1968 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 根管治療を無菌的に行なうのみならず, 薬液による軟組織為害防止, 小器械の嚥下防止, さらには治療操作の確実化を計るため, ラバーダム防湿は, 口腔治療学上不可欠のものとされている. しかるに一般臨床においては, その使用頻度が少いように考えられる. 歯髄処置とくに根管処置を行なうような歯牙は, 実質欠損が大きいため, そのままでは適正なバラーダム防湿が行えないことが, ラバーダム防湿の敬遠の大きな理由の一つと思われる. したがって, 現在多数の歯牙がその実質欠損が大きいという理由のみで, 根管治療の対象外として抜歯されている症例が非常に多い. すなわち歯牙の実質欠損がラバーダム装着困難な程度に崩壊していても, 骨植が堅固で, しかも臨床的に保存可能と思われる場合が多い. この際, 実質欠損を補填し, 歯冠を修復することにより, 適正なラバーダム装着を可能とすることは, 歯牙保存の見地から大変有意義なことと考えられる.
Practice : 歯科学
Keywords :