アブストラクト(2巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 高齢者と義歯について
Subtitle : 展望
Authors : 青木英夫
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学補綴学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 2
Number : 3/4
Page : 100-113
Year/Month : 1968 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 近年, 予防医学の進歩に伴い, 人間の平均寿命も急速に伸長され, 昭和41年現在, 男66.4才, 女73.6才といわれている. それ故, われわれが日常の診療において高齢の患者に接する機会も以前に比べ増加し, 診断および補綴物調製の過程においても充分な認識が必要になってきた. 補綴臨床において扱われる患者層は広範囲にわたるが, 小児に対する歯科診療が独立した形態のもとすすめられている現在, 老人性退行性変化(老化現象)を呈した高齢の患者に対して, その特殊性を理解しつつ補綴臨床に従事することが大切であろう. 老人医学の一分野をあずかる老人歯科医学は, その範囲があまりにも広く, かつ復雑であるが, 筆者の知識のおよぶ範囲で次の諸点に問題をしぼって考えてみたいと思う. 1. 老人医学および老人歯科医学の歴史 2. 老人の定義および老人病について 3. 高齢者と心理について 4. 高齢者と栄養について 5. 臨床解剖からみた顎顔面領域の増齢的変化について 6. 補綴臨床からみたその対策 7. 症例
Practice : 歯科学
Keywords :