アブストラクト(5巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Diphenylhydantoinの抗癲癇作用とその解析
Subtitle : 総説
Authors : 竹内宏
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学口腔生理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 5
Number : 3/4
Page : 34-42
Year/Month : 1971 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 先日学内の談話会が≪歯齦≫を中心課題にして保存の堀助教授の司会で行なわれたが, この時のテーマに, Diphenylhydantoin(Aleviatin)による歯齦増殖の問題があった. Diphenylhydantqin(DPHと略称する)は周知のように抗癲癇剤としてひろく用いられている薬物であるが, いわばその副作用として歯齦の増殖を来すので, 歯科領域にもなじみが深い. 神経系に対する同薬物の作用については幸い私の手元にかなり文献が揃っているので, これについてここで小さな≪総説≫を書いてみたい. 私が記すのはDPHの主作用である向神経作用のみであって, 歯齦増殖作用ではない. しかしこれを理解するのは, やがてその歯齦増殖作用にアプローチするためにも, 一つの礎石たりうると信じている. 抗癲癇剤には古典的なphenobarbitalをはじめ数多くの薬剤があるが, 顕著な歯齦増殖作用を示すのはDPHのみであろう.
Practice : 歯科学
Keywords :