アブストラクト(5巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 辺縁性歯周疾患患者の口臭除去に対するFlagylの効果について
Subtitle : 臨床
Authors : 柳沢三郎, 渡辺泰雄, 村松篤, 蛭間哲雄, 堀俊雄, 長田保
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学保存学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 5
Number : 3/4
Page : 51-58
Year/Month : 1971 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「I はじめに」 口臭とは, 口腔から出る呼気に悪臭のある場合をいい, はげしい口臭は本人または周囲の人々を悩ませることが多いが, また一方, 口臭は歯科領域は勿論, 他科においても疾病の診断の重要な手掛りとなるとされている. 特に歯周疾患を有する患者の中には, 口臭を主訴として来院する者も決して少なくない. われわれは, 歯周疾患患者のうち口臭を主訴として来院する患者数の実態を知らんとして, 昭和44年から昭和45年にかけて, 神奈川歯科大学附属病院保存科を訪れた歯周疾患を有する患者から抽出された177人を調査した. その結果, 口臭を主訴として来院した者は41人で, 歯周疾患患者の23.2%の多くにみられた. 口臭の原因となる口腔領域の疾患としては齲蝕, 潰瘍性疾患, 化膿性疾患, 感染した抜歯窩, 辺縁性歯周疾患(歯槽膿漏症), 潰瘍形成を来している悪性腫瘍, 顎骨の複雑骨折などが挙げられる.
Practice : 歯科学
Keywords :