アブストラクト(6巻3/4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 細胞レベルにおける匂い物質の作用 - 嗅覚生理学における1つの試み -
Subtitle : 神奈川歯科大学学会第1回宿題報告講演要旨
Authors : 竹内宏
Authors(kana) :
Organization : 岡山大学医学部脳代謝研究施設
Journal : 神奈川歯学
Volume : 6
Number : 3/4
Page : 94-113
Year/Month : 1972 / 5
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「I. はじめに」 本日ここに, 神奈川歯科大学学会の第1回宿題報告を致しますことを, 非常に光栄に存じております. 私の演題はプログラムにありますように, 嗅覚系の化学受容の問題であります. 嗅覚系と申しますならば皆様よく御存知のように, 先ず鼻腔に面した嗅上皮にある嗅細胞によって匂い物質が刺戟として受容され, 嗅細胞が発したimpulseは第一次中枢であるolfactory bulbに行ってここでneuroneをかえ, 更にこれは第2次中枢である前梨状葉や扁桃核に連絡致しております. もっと高次の中枢として, 海馬回なども考えられております. これら嗅中枢の問題は非常に興味深いものではありますが, 本日の私の構演は嗅物質の化学受容の問題のみに限局して, 中枢における諸問題はすべて割愛することに致します. 私は次章でまず嗅上皮の微細構造について述べ, 第3章では嗅覚受容器におけるimpulseの発生を電気生理学的な側面より述べてまいります.
Practice : 歯科学
Keywords :