アブストラクト(8巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 矯正臨床における刷掃指導
Subtitle : 臨床
Authors : 鈴木祥井, 藤田欣也
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学歯科矯正学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 8
Number : 1
Page : 42-46
Year/Month : 1973 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「まえがき」 近年, わが国でも矯正装置はかなり複雑なものが多く採用されるようになり, それにともない齲蝕と歯周組織疾患罹患の危険性は増大している. その1つは矯正用バンドの辺縁による歯肉への刺激であり, もう1つは装置の構造上貯留しやすい食渣による歯質および歯肉への為害作用である. 前者はバンドの形態の改変あるいは最近開発されたdirect bonding法の採用により回避できる可能性が大きいが, 後者を排除するためにはやはり, 従来おこなわれている刷掃法を徹底させるのが最良であろう. しかも矯正治療に関連した刷掃では, 術者および介補者による適切な指導だけでなく, 患者およびその家族の全面的な理解と協力を必要とする. 刷掃指導は日常生活においても決してなおざりにされるべきものではないが, ことに矯正治療中にはより一層徹底的におこなわれ, しかも一般的な方法とは多少とも異った方法がとられてしかるべきであろう. ここでは, 神奈川歯科大学付属病院矯正科において, 日常おこなっている刷掃指導の方法を報告する.
Practice : 歯科学
Keywords :