アブストラクト(9巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Tetracyclineの催奇形作用に関する研究 第1報 TetracyclineによるDon株細胞の染色体異常
Subtitle : 原著
Authors : 大森庸, 鈴木蓉子, 関さち子, 前山博子, 真泉平治
Authors(kana) :
Organization : 日本歯科大学薬理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 9
Number : 1
Page : 25-35
Year/Month : 1974 / 6
Article : 原著
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「I 緒論」 近年化学物質による発癌あるいは催奇形が深刻な問題としてとりあげられているが, とくに医薬品の催奇形作用はthalidomideによる不幸な事態の発生以来特別な関心の対象になった. 歯科臨床で使用されている薬物もその例外でなく, とくにtetracyclineは, 他の抗生物質にくらべて問題の多い薬物であるとされている. 急性毒性については, Schultzの妊婦4名, 分娩直後2名, 計6名の患者(尿路感染症)にかなり大量のtetracyclineを静脈注射したために死亡したという報告があるが, その死因は肝細胞の酵素系の抑制による肝障害であった. すなわち, 細胞毒としてtetracyclineを考えることが必要になるが, 倉田は実験的火傷を動物皮膚につくって各種軟膏の適用が治療に及ぼす影響を観察したが, tetracycline 30mg/g含有の軟膏が創傷治癒を抑制するのを見た.
Practice : 歯科学
Keywords :