アブストラクト(9巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Perhexiline maleateの毒性学的研究 II Perhexiline maleateの亜急性毒性および慢性毒性
Subtitle : 原著
Authors : 松川英彦, 東寛, 岡部栄逸朗, 松井利行, 伊藤春生
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学薬理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 9
Number : 3
Page : 125-145
Year/Month : 1974 / 12
Article : 原著
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「要約」 1. Pexidの1ヵ月および6ヵ月の連続投与において, すくなくとも200mg/kg/day以上の量では, ほぼ半数以上が中毒死するもので, 3ヵ月以内までは100mg/kg/day以上の各量で鼻出血がしばしばみとめられた. 同時に, その間の体重抑制もまた200mg/kg/day以上で強く現われ・摂食・摂水量の経時的変化と相関する傾向がみとめられた. 2. 各種の検査項目のうち対照に比して推計学的に有意差は殆んどみとめられなかったが, 臓器重量においてとくに100g当たりの相対重量に換算された際, 200my/kg/day以上の量で有意性のある増加がみられた. 3. 病理組織学的検索において, 亜急性毒性の方がむしろ, うっ血傾向がつよく, その点慢性毒性ではむしろ対照に近く, 恐らく, 3ヵ月頃がうっ血状態がもっともつよく, それ以後は改善の方向にむくのではないかと思われる.
Practice : 歯科学
Keywords :