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アブストラクト(10巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 金属の状態図に関するいくつかの問題点 |
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Subtitle : | 解説 |
Authors : | 山中彬 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学理工学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 10 |
Number : | 4 |
Page : | 223-229 |
Year/Month : | 1976 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「1. はじめに」一般に状態図といえば正確には平衡状態図equilibrium diagramのことである. 平衡とは熱力学的にいってその系の内部に熱の流れがない状態ということで "温度差を感じない程極めて緩かな熱流下の状態で" ということである. それでは一体状態図から何がえられるかというと, 例えばある合金の組成を変え, 温度を変えた場合にその合金が融解するのか, 凝固するのか, 固溶しているか, 混合状態であるかなどいろいろな様子がその図から判定でき, またそれによって性質まで推測することも可能になる. いうなれば金属の説明をする案内図である. この解説は金相学の一部で講義でも比較的詳しく説明している部分であるが, なお, 理解の助けに資するための補ないとして, また金属に興味を抱かれる方々にも参考になればとおもい掲載させて頂いた. この小文のもくろむ所はここに改めて状態図の解説をしようということではなく, 過去の経験からいって学生諸君の了解し難い点, とくに凝固変態前後における各相の量比のとり方に問題が多く, ただ暗記に頼るため応用がきかないということを痛感したためで, この点に重点をおき知識の連係を計ったこと, およびその他2, 3の問題点について解説したものである. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |