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アブストラクト(13巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 過蓋咬合に関する一考察 |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 秋本進, 本郷弘, 加来哲夫, 坂本聰子, 鈴木祥井 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学矯正学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 13 |
Number : | 4 |
Page : | 212-251 |
Year/Month : | 1979 / 3 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「緒言」 Frielによれば, 正常咬合の場合, 上顎前歯はその舌面で下顎前歯歯冠の1/3~1/4を覆うものとされている. したがって, これから逸脱するものは垂直方向に異常のあるものということになる. つまり, 上下前歯の重なりの減少は切縁咬合から開咬へと推移し, 逆に定義より被蓋が深いものが過蓋咬合と見做されるようである. どの程度に深い被蓋を過蓋咬合の範疇に入れるかは意見の分かれるところであるが, 慣例的には下顎前歯の切縁が口蓋粘膜に接するような症状を言うようである. ただ, この定義も, 口蓋粘膜に何本の歯が接するときに過蓋咬合というのか, 僅か1本が接しているときはどうかなどの問題は残されるが, 高濱は, 3本以上の下顎前歯が口蓋粘膜に接するものと定義している. この過蓋咬合は, 不正咬合の1症状であり, 他の不正咬合と共に存在することが多いが, それ単独でも充分に治療の対象となり得る. すなわち, 前歯の深い被蓋は, 下顎の自由な運動を阻害し, 下顎の位置を規制し, 口蓋粘膜に糜爛をひき起こす. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |