アブストラクト(15巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 下顎運動の情報処理に関する研究 - 運動の検出機構を中心として -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 藤田忠寛
Authors(kana) : ふじたただひろ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 1
Page : 139-140
Year/Month : 1980 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯学において下顎運動を観察し評価することは, 顎口腔機能の回復並びに診断に欠かせない一要素である. ことに顆頭や各歯牙咬頭の運動経路は重要であり, 従来, その問題に関して多種多様の測定方法とこれによる研究成果が報告されている. しかし, 下顎の有する6自由度を同時に記録することは困難であり, 頭部の固定や膨大な演算処理を必要としたために, 広く臨床に応用されるにはいたっていないようである. 本研究は電子計算機を導入することにより, 下顎運動の検出から解析までの一連の情報処理をシステムとして自動化し, 臨床への応用を可能にすることを目的として行った. 下顎運動を捉えるにあたり, 上下顎に座標系を導入して相互の変位を幾何学的に検出する方法を検討し, その原理に従って下顎運動検出装置を製作した. 次に被験者1名について, 限界運動, チューインガムの咀嚼運動を行わせ, 上顎座標系に対する下顎座標系の位置と姿勢の変化を電子計算機により記録して実験を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :