アブストラクト(15巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 顎外固定による矯正力の光弾性学的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 藤田晃
Authors(kana) : ふじたあきら
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 2
Page : 335-336
Year/Month : 1980 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 日常の矯正臨床で用いられているkloehn typeのheadgearで上顎大臼歯を遠心移動する際のouter bowの長さと角度の差による歯の移動様式の変化を3次元的に追求する目的で光弾性実験をおこなった. Outer bowの長さはshort, medium, longの3種類とし, outer bowの角度は各上方へ0°, 30°, 60°とした. 実験歯はエポキシ樹脂であるアラルダイトを用いて作製し, これをコンクリートに植立し矯正力を加えた. 応力凍結後sliceし, 通法にしたがい光弾性応力解析装置で解析をおこなったところ, 以下のような結論を得た. (1)Outer bowとinner bowの角度を変えることによって歯体移動を含む歯の移動様式をコントロールし得る. すなおち, outer bowの角度が大きくなるにしたがって歯根にかかるtorqueは大きくなる. (2)Outer bowの長さが短かくなるにしたがいmesial crown torqueが増大する.
Practice : 歯科学
Keywords :