アブストラクト(15巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 唾液中NCS-およびI-の歯科衛生上の意義に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 鎌田守雄
Authors(kana) : かまたもりお
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 2
Page : 340-341
Year/Month : 1980 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 唾液中NCS-に抗菌性のあることが認められ, しかもPeroxidase-NCS--H2O2という抗菌システムが確認されている. ところが, このものの口腔疾患に対する抑制性の有無に関しては, 意外と研究も少なく, まだ十分な確認がえられていない. その上, 唾液中でのこのものの動態に関する情報も不十分のようである. また唾液中I-にもある程度のう蝕抑制性がありうるという考察もあるが, このものと口腔疾患との関連については, さらに研究も少なく, 唾液中の動態もほとんどわかっていないといってよい. これは, 唾液中のNCS-およびI-の定量がやや困難であったこと, 唾液(全唾液)サンプルの持つ変異性に根ざしているのであろう. 近年, NCS-およびI-のイオン活量電極が開発された. そこで著者はこれら電極の特性と唾液サンプルを用いての実用性を検討し, また唾液中両イオンの動態をしらべ, さらに22~27才の男子183名のパラフィン刺激唾液について, 両イオンと口腔疾患(DMF, PMA, PI, DI)との関連性の有無をしらべてみた.
Practice : 歯科学
Keywords :