アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : これからの歯科医の心がまえ - 私の歩んだ歯学50年より -
Subtitle : 第14回神奈川歯科大学学会特別講演要旨
Authors : 河邊清治
Authors(kana) :
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 3
Page : 475-481
Year/Month : 1980 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : ただいま浮谷教授から過分なご紹介を受けましたが, 一平凡なる開業医であるということをお断りいたします. この開業医であるという言葉が, 歯科医学をどう考えるかということに関係しますので, ひとつお聞き置き下さい. 本日は, 神奈川歯科大学第14回総会に特別講演講師として招かれましたことは, 私の光栄とするところでございます. 臨床50年をかえり見て歯科医学がどうあるべきかについて私の考えを述べて見ます. 私が歯科の道に入りましたころは, 原始時代の歯科医学と申してもよいくらいでございます. そして今日では原子科学時代にふさわしい歯科医学になってまいりました. 実際にこの50年に見て来た歯科医学は多難なものでございました. と申しますのは, 今日の若い皆さんはご存じないと思いますが, 切削器具は電気エンジンもなく大体窩洞形成には主にハンド・インスツルメントを用い, それにつけ加わるように足踏みエンジンがございました. 従って歯の切削にあたり, 学生は足踏みエンジンの原動力となっていました.
Practice : 歯科学
Keywords :