アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : エンドトキシン・ショックにおける網内系機能とCYCLIC NUCLEOTIDESの関連について - 網内皮系機能と生体防禦反応 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 川津博亨
Authors(kana) : かわづひろゆき
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 3
Page : 491-492
Year/Month : 1980 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 細菌性ショックは臨床的にseptic syndromeとseptic shockに二分されるようになったが, これはショックの概念が感染症にたいする治療に導入されたことに基づく. すなわち, 感染症からショックへの移行が抗生物質の乱用により増加してきたこと, さらに, 感染症のあと循環不全, またはショックといいきれない程度のendotoxin血症が確認されたためである. endotoxinにたいする防禦力の低下が他の菌の感染をひきおこしたり, 種々synergistic agentsの投与によって極めて小量のendotoxinが致死作用を発揮するためでもある. それ故, ショック概念が感染症にもつ意義は大きく, それが重篤なものでなくても, 口腔内の感染であっても例外でない. これがショック学会でendotoxin shockが主流をなしている原因である. このように, 感染症の成立と生体防禦との間には密接な関係があり, その関係をショック学の概念から解明しようと試みた.
Practice : 歯科学
Keywords :