アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 口腔より分離した8株の単純ヘルペスウイルスの免疫学的並びに生物学的性状
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 津田伸之
Authors(kana) : つだともゆき
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 3
Page : 493-494
Year/Month : 1980 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 単純ヘルペスウイルスは広く世界に分布常在し, 多彩な臨床像を示すという点で特徴的なウイルスである. 例えば, 最も代表的な口唇疱疹をはじめとし, 歯肉口内炎, ヘルペス性湿疹, 陰部疱疹, ヘルペス性角結膜炎, 時には重篤なヘルペス性脳炎や新生児に於ける全身性感染等がある. 以前, 津田等が報告したように, 福岡県南西部の柳川市を中心とする地域の歯科医院を訪れた2,003人の患者の唾液を採取することが出来, 又, この唾液より8株の単純ヘルペスウイルスを分離することが出来た. また以前に種々の病変部位より分離した58株の単純ヘルペスウイルスの抗原性を中和反応速度法で検討した報告があり, それと今回の新鮮分離8株の中和反応速度法とを比較出来る事, あるいは, CE細胞(ニワトリ胎児細胞)でのブラック形成能, 効率及び性状をGMK細胞のそれと比較した成績等を考えて, 分離ウイルス8株の生物学的性状及び免疫学的性状に関して若干の知見を得たので以下の事を報告する.
Practice : 歯科学
Keywords :