アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 単純ヘルペス1型および2型ウイルスによる細胞性免疫の誘導
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 金子信雄
Authors(kana) : かねこのぶお
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 3
Page : 494-495
Year/Month : 1980 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 免疫反応は, 抗体すなわち, 血清中のγ-グロブリンという"物質"が, 体液中を流れて異物抗原と特異的に反応して, これらを除去する体液性免疫と"生きた"感作リンパ系細胞が, 特異的に直接異物と反応する細胞性免疫の2つに大別される. その体液性免疫学的観点から, 単純ヘルペスウイルスの型を決定する反応としては, 中和反応速度を測定する方法, 補体結合反応など, さまざまな方法がある. それに対し, 細胞性免疫学的検索は, 今までなされていない. そこで体液性免疫において分類されたウイルスが, 細胞性免疫において, 単純ヘルペスウイルス1型と2型間に相違があるか, また交叉があるかどうかをマクロファージ遊走阻止反応(in vitro cell migration inhibition test)を用いて検討した. マクロファージ遊走阻止反応は, 久留米法によった. これは, George and Vaughanの毛細管法の変法というべきものである.
Practice : 歯科学
Keywords :