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アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | ハイドロキシアパタイトに対する骨コラーゲンブロムシアン分解ペプチドの吸着構造 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 小川守 |
Authors(kana) : | おがわまもる |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 15 |
Number : | 3 |
Page : | 498-499 |
Year/Month : | 1980 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 現在, 歯牙や骨など硬組織の主要ミネラル成分であるハイドロキシアパタイト〔HAと略す〕表面には, 種々なる有機質の吸着現象が知られている. 歯科領域においても, う蝕や歯周疾患の原因の一つである歯垢形成にHAの構造および結晶表面性質が関与することが知られており, 歯体外多糖体や唾液成分のHAへの吸着に関する研究が多く行なわれている. しかしながら, その吸着機構の解明はいまだに完全ではない. 一方, 石灰化の問題も歯科分野における重要な課題であり, コラーゲンは石灰化現象における一つの役割を果たす生体物質と考えられている. 従来コラーゲンは染色性あるいは電顕的にも共通の所見が得られるので, 単一なタンパクと考えられていたが, 近年, その考えは修正され, 結合組織によってType I~IVまでの異なった分子構成を有していることが明らかとなった. さらに, 骨では殆んど100%, 皮下結合組織では約80%存在するType I:〔α1(I)2〕α2のα1(I)の1次構造がHulmes(1973)らにより決定された. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |