アブストラクト（15巻3号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： 二次う蝕象牙質病巣から分離されたstaphylococciのCollagenolytic activityについて
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors　： 神田善行
Authors（kana）　： かんだよしゆき
Organization　：
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 15
Number　： 3
Page　： 503-504
Year/Month　： 1980 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容の要旨」 歯牙硬組織実質欠損の修復後に窩縁封鎖の劣化に起因する微小漏洩により, 口腔内細菌やそれらの代謝産物が窩壁象牙質に達し, 表層部のエナメル質を残したまま穿下性に進行するような二次う蝕症例が臨床的にしばしば観察される. さきに, 著者らはかような二次う蝕症例の象牙質病巣中にstaphylococcus-likeの球菌群が特徴的に高率で検出されたことから, Str.mutansが高率で検出された小窩裂溝より発生したう蝕病巣とは, その発生のinitiationが異なるのではないかと推測した. そこで, 本研究においては, このような象牙質病巣より採取されたstaphylococcus-likeの球菌群がう蝕の発生とその進行にいかなるかかわり合いを有するかを検討する手始めとして, それらのproteolytic activityとくに分子状態のcollagenに対する分解能について検索を行った.
Practice　： 歯科学
Keywords　：