アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 乳歯根吸収の生化学的研究 - 特に牛歯根膜CytosolのEstrozen結合物質について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 金子隆男
Authors(kana) : かねこたかお
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 15
Number : 3
Page : 513-514
Year/Month : 1980 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 口腔領域における生理的現象として, また, 生物学的および臨床学的に重要かつ興味ある課題の一つとして歯の交換がある. しかし, これらの形態学的研究は種々報告されているが生化学面での報告は少ない. そこで著者らは乳歯根吸収過程における乳歯歯根膜のコハク酸代謝について研究し, それらが経時的に変化することを確認して報告した. この代謝機能の変化を解明する一手段として, 細胞代謝の変換に関与する調節因子の一つである. steroid hormone特に, estrogenは硬組織成分の溶解と形成に関与するという報告があり, これが歯の交換に関与するか否かを検索した. 実験材料として歯の交換期にある牛乳歯歯根膜を中心に用い, 〔3H〕-Estradiol-17β Binding Substancesの分離・精製および若干の性質について検討を加え下記の結果を得た. (1)乳・永久歯の歯根膜と歯髄Cytosolに存在する蛋白性物質は, それぞれ個有の分子分布とアミノ酸組成を有していることを庶糖密度勾配法並びにアミノ酸分析により確認した.
Practice : 歯科学
Keywords :