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アブストラクト(15巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 顎骨嚢胞におけるcholesterol結晶の形成について |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 島崎能理子 |
Authors(kana) : | しまざきのりこ |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 15 |
Number : | 3 |
Page : | 517-518 |
Year/Month : | 1980 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 顎骨嚢胞におけるcholesterol結晶の存在は本疾患の1症候とされているが, その発生由来や病理学的意義に不明の点が多かった. その理由の一つとして, 従来の形態学的検出法ではcholesterolが脱水操作中に溶出するため, 大結晶のみが, cleftとして観察されるに過ぎず, さらに微少なものは観察不可能であったことが挙げられる. 近年, cholesterolがdigitoninと組織中で反応してDigitonin-Cholesterol Complex(DCC)を形成し, これがosmium酸に固定されることがわかった. 著者は本固定法を歯根嚢胞10例, 歯根肉芽腫6例, 歯原性角化嚢胞3例, 歯肉3例に応用し, 顎骨嚢胞におけるcholesterol結晶の形成と意義について主に電顕的な検索を行なった. その結果, 本研究法では細胞, 組織中の微少なcholesterolから, その大結晶までの形態学的な様相をとらえることが出来た. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |