アブストラクト(16巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : フッ化物の化学的う蝕予防作用に関する実験的研究 - 局所作用
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 小池雄
Authors(kana) : こいけたけし
Organization : 神奈川歯科大学口腔衛生学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 16
Number : 1
Page : 131-133
Year/Month : 1981 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 フッ化物によるう蝕予防のメカニズムに関しては, その大筋のところまでは解明されているようである. すなわち, (1)エナメル質アパタイトの結晶性向上による耐酸性の増強, (2)う蝕原因菌に対する抗菌的作用……である. このうち, アパタイトの耐酸性増強については, まだその細部についてまで解明されているわけではない. 最近Spinelliら(1971)は低濃度のフッ化物溶液とハイドロキシアパタイトとの間の相互作用を研究し, 一言でいえば, フッ素がエナメル質の成熟を促進するという見解を発表している. 著者はこのフッ化物溶液のエナメル質に対する局所作用に着目し, 種々な濃度のNaF溶液および種々な歯面塗布溶液のハイドロキシアパタイトに対する作用をしらべ, 併せて低濃度のフッ化物溶液の特異的な作用をしらべてみるための系統的な実験を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :