アブストラクト（16巻1号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： Non-secretor唾液斑の血液型検出に関する研究, とくに吸収試験ならびに混合凝集反応による連続判定について
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors　： 大谷進
Authors（kana）　： おおたにすすむ
Organization　： 神奈川歯科大学法医学教室
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 16
Number　： 1
Page　： 137-138
Year/Month　： 1981 / 6
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容の要旨」 法医学領域における唾液(斑)は, 血液型検査項目として, 最も重要な物体試料の一つである. 唾液斑からのABO式血液型判定は, 一般に吸収試験, 解離試験および混合凝集反応などにより行われている. しかしながら, 検査法には一長一短があり, 検査法を併用すれば一層誤りの少ない血液型判定が可能であると思われる. このうち吸収試験は, 最も信頼性が高く, 多く利用されている方法であるが, 型物質量の少ないNon-secretor試料では, 型判定困難な場合がみられる. しかし, Non-secretorの出現率を22%～30%とすると, これだけでもB型あるいはO型と判定されたぐらいの意味をもち, さらにABO式血液型判定を行うことは, 個人識別上重要な手段の一つとなり得る.
Practice　： 歯科学
Keywords　：