アブストラクト(16巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Neocarzinostatinの発熱機構に関する研究 (1) 家兎体温およびその調節機構におよぼす影響 (2) Neocarzinostatinのmitochondria呼吸系に対する作用
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 川口洋二
Authors(kana) : かわぐちようじ
Organization : 神奈川歯科大学薬理学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 16
Number : 1
Page : 145-146
Year/Month : 1981 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 近年, 癌にたいする化学療法剤の開発はめざましく, 期待できる抗癌剤も数多く開発された. けれども, 抗癌作用と副作用は全く表裏一体であり, 副作用の予防やその軽減に絶大な努力がはらわれている. 発熱は臨床応用でもっとも発現頻度の高い副作用の一つで, 投薬の減量や中止を余儀なくしている. 有効な抗癌剤もそのために, 所期の目的を達せられないこともしばしばであった. Neocarzinostatin(NCS)もこうした抗癌剤の宿命を担い, bleomycinとその寛解率でまさるとも劣らず, 口腔癌にも広く応用されているが, その発熱予防が臨床的に強く望まれている. このNCSの副作用軽減のためには, その発熱機序が何に依存するかを明らかにすべきで, まず第1報ではNCSの家兎体温および体温調節機構(阿部)におよぼす影響を検べた.
Practice : 歯科学
Keywords :