アブストラクト(16巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 三叉神経-自律神経反射の電気生理学的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 小堀敏子
Authors(kana) : こぼりとしこ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 16
Number : 3
Page : 438-439
Year/Month : 1981 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯科領域における手術, 抜歯等の口腔内の各種の侵襲時には必ず三叉神経に多大の刺激が加わる. そして三叉神経に対する侵襲は三叉神経-自律神経反射を介して全身に多くの影響を与える. その最も激しいものはショックであり, ショックに至らないまでも一過性の血尿を見たり, 心電図に不整脈, ST下降等の変化をみたりすることは, 日常の診療で丹念に観察するとしばしば経験されることである. しかるにこの三叉神経-自律神経反射の検討は, 三叉神経刺激による血圧や呼吸等の効果器のみにおける変化を見たものが大部分で神経生理学的な検索は極めて少ない. 著者はこのような状況にかんがみ, 三叉神経-自律神経反射を神経生理学的に追求し, 歯科領域に於ける治療による侵襲時におこる全身反応のメカニズムを明らかにすることを目的としてこの研究を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :