アブストラクト(16巻4号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ものがみえてくるということ - 病気としての虫歯の特殊性について -
Subtitle : 神奈川歯科大学学会 第16回総会 特別講演
Authors : 荒谷真平
Authors(kana) :
Organization : 東北大学
Journal : 神奈川歯学
Volume : 16
Number : 4
Page : 585-592
Year/Month : 1982 / 3
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「I ものをみるということ」 私は昨年, 研究の現場から引退致しましたので, もう専門的な話をする資格はありません. それでも何かお話するとすると, 日頃考えている大ざっぱな話になりまして, それが果して皆さんの興味をひくかどうか, 余り自信はないのですが, なるべく面白くなるように纏めてみたいと思います. どうかその努力に免じてしばらく御静聴下さい. 大体抄録に書いた順序で, 先ずものがみえるということはどういうことか, ということを一般論として考えた上で, その具体例として私自身が虫歯の研究で体験したことをお話したいと思います. 云うまでもなくわれわれは時々刻々さまざまものを見ています. しかし, 本当にものをみようとする時には, ただ眼を開けていればよいというものではありません. 何かをみようとする時には, 先ずその気になることが必要です. つまり見ようという積極的な意欲をもたねばなりません. それは網膜に映った映像を自分の意識に同化しようという心構えです.
Practice : 歯科学
Keywords :