アブストラクト(17巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 乳歯の微量金属の測定法に関する研究 - 乳歯歯質中の微量金属の定量について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 熊坂純雄
Authors(kana) : くまさかすみお
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 17
Number : 3
Page : 434-435
Year/Month : 1982 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯質中の微量金属を正確に分析し, その微量定量法を確立することは, 歯牙の形成期あるいは交換反応により取り込まれた微量金属を構造と対応して測定することを可能にするものであり, 小児歯科学として乳歯歯質を理解するための重要な情報を得るものと考えられる. さきに, 西村は, Cd・Zn・PbおよびCuを, フレームレス原子吸光法によって測定する場合, 共存する各元素間の干渉および酸の影響が大きいことから, 大過剰に存在するCa・Pおよび各微量金属の分離さらに一定濃度の酸溶媒を使用することが必要であると報告した. ついで, 進士は, macroporous cation exchange resin MP-50を支持体とし, 揮発性緩衝液(HCl-Acetone系)を用いることにより, 酒石酸緩衝液系に要求される前処理操作を簡易化し, 溶出液を直接, 精度よく定量できるカラムクロマトグラフィーを確立した. しかし, さらに極微量試料を定量するためには, より分離性の良いカラムクロマトグラフィーが必要であった.
Practice : 歯科学
Keywords :