アブストラクト(17巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 内毒素による牛歯根膜細胞の代謝変動に関する研究 - 高分子合成並びにGAGs代謝に対するE.coli endotoxinの影響について -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 桜井忠好
Authors(kana) : さくらいただよし
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 17
Number : 3
Page : 436-437
Year/Month : 1982 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 歯周疾患は, 口腔内細菌と宿主細胞との間で起こる複雑なHost-parasite-relationであり, その結果生ずるコラーゲン及びglycoconjugatesを主要代謝産物とする結合組織線維芽細胞の代謝的変動(metabolic alteration)とも言える. この様な病変形成の過程において, 細菌由来の外来物質が炎症反応のtriggerあるいはmediatorとしての役割を演じているのは周知の事実であり, 特にこの様な物質の中でも, Gram陰性菌の細胞壁構築成分である内毒素(Endotoxin)に関しては多くの研究者が種々な生物学的活性を報告し注目をあびた物質であり, これら生物学的活性はリポ多糖 : (Lipopolysaccharide : LPS)に依ることが知られている. 歯科臨床においても, 内毒素が歯牙のセメント質に結合し周辺細胞の生活力る低下させたり, 歯肉炎などとも密接に関りあうことが報告されている.
Practice : 歯科学
Keywords :