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アブストラクト(17巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 実験的ハムスター頬粘膜癌の病理学的研究 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 馬場眞二郎 |
Authors(kana) : | ばばしんじろう |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 17 |
Number : | 3 |
Page : | 442-443 |
Year/Month : | 1982 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 ハムスター頬粘膜に歯科用クレンザーで擦過, 化学発癌剤DMBAの塗布により頬粘膜癌を発生せしめ, その癌化過程を肉眼的, 光顕的ならびに電顕的に検索した. 1. 肉眼的および組織学的所見より癌化過程の病期は, (1)発赤腫脹期, (2)潰瘍形成期, (3)粘膜肥厚期, (4)小腫瘤形成期, (5)癌化期, (6)癌進行期に大別された. 2. ハムスター頬粘膜のDMBA発癌過程において, 潰瘍形成を一時的に必ず認めることは特徴的な所見で, 潰瘍部と潰瘍辺縁部より生ずる癌腫の発生過程および癌腫の組織型に重要な意義を有する. 3. 発生した癌腫は高分化型の扁平上皮癌と, やや低分化型の扁平上皮癌の2種類が観察された. 前者は潰瘍辺縁部より発生するものが多く, 過角化, 錯角化に続き, ヒトleukoplakiaの病変に類似した所見から癌に移行するものであり, 後者は潰瘍に相当する部から発生するものが多く, fibroid polypを基盤としているものが少なくない. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |