アブストラクト(17巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 振動刺激がラット歯槽骨に及ぼす影響について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 宇治文孝
Authors(kana) : うじふみたか
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 17
Number : 3
Page : 448-449
Year/Month : 1982 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 近年, 歯科領域において歯に外力を加えて, その反応を病理組織学的に観察した研究は各分野でみうけられるが, 動的荷重として振動を利用したものは少ない. とくに, 加振力ならびに周波数帯域を規定して行った研究はみあたらない. 著者は歯に種々の条件下で振動刺激をあたえた場合, いかなる刺激が歯周組織, とくに歯槽骨にどのような影響を及ぼすかを探究する目的で本実験を行い, 以下の要旨を論文で述べた. ランダムノイズの一種類であるピンクノイズを使用し, 0.1G, 0.3Gおよび1.0Gの3種類の加速度について, 各々125Hz, 400Hz, 1KHz, 2KHz, および4KHzの5種類の周波数帯域における15通りの条件で, ラット下顎左側第一臼歯に1日10分, 7日間加振を行い, 近遠心的に連続薄切切片を作製して, 対照群と比較して検索を行った. 歯槽骨の吸収や添加などの状態を鏡見および軟X線写真で観察した定性的な検索と, あわせて酢酸鉛による硬組織内時刻描記法を応用して描画解析装置により定量化を試みた.
Practice : 歯科学
Keywords :