アブストラクト(18巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ラット顎下腺マイクロゾーム5α-Reductaseに関する研究 - 年齢的推移および雄における去勢の影響 -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 角田隆
Authors(kana) : すみたたかし
Organization : 神奈川歯科大学生化学教室
Journal : 神奈川歯学
Volume : 18
Number : 1
Page : 95-96
Year/Month : 1983 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 顎下腺の組織学的所見および顎下腺内生理活性物質の性差に加え, 顎下腺の男性ホルモン依存性が提唱されて久しい. そして, これらの事実は齧歯類に著明に認められると言われている. 本論文はこの顎下腺の性差ならびに男性ホルモン依存の生理的意義について, ラット顎下腺のAndrogen代謝を中心とした実験から進められている検索の一環として行ったものである. すなわち, ラット顎下腺マイクロゾームにTestosterone(T)代謝が存在し, しかもこのT代謝に性差が存在する事実があることから, 本論文ではこのT代謝の性差発現時期に主眼をおいて検討した, さらに生後発育にともなう5α-Reductase(5α-R)の活性推移および雄去勢実験から, 性差発現の機序について考察を加えたものである. T代謝の性差とは, T還元酵素である5α-Rの性差を意味し, 成熟雄ラットの5α-RはTに対するKm値が2つ存在し, 雌のそれは1つ存在するというものである.
Practice : 歯科学
Keywords :